値引きとは???

こんにちは。     

クレバリーホーム岡山中区店 の  ボッキーです。  

 つい先日、商談をしていたお客様が 他社さんで建築を進めていくという決断をされました。。。


 岡山だけでも100社近くある建築会社の中から、その1社を決める事、すごく大変でストレスな
 作業だと思いますので、例え 『 他社 』さんでの建築を決断されたとしても、僕的には 
 お客様に対して、『 決断までの期間、お疲れ様でした。 』 という気持ちになります。 

  弊社ではなく、他社さんで建築を決められる事、これは、悲しい事ではありますが、
 僕自身の努力不足でしかないので、そこについて、つぶやきたいのではありません。

 つぶやきたいのは、 その決断に至るまでの 『 値引き 』 についてです。

  昔は多かった 『 値引き合戦 』 。  

 A社が100万値引きなら、 B社はもう50万値引く。    この値引き合戦に
 最後まで残った会社が、お客様と契約する!   昔(約20数年前)は

本当にこんな話が多かった!!!!    

 そもそもなぜ、値引きの話が多かったのか???  

 その大きな要因は営業マンにあ確信しています。  


  僕自身、当時の上司によく言われていたのが、 

 『 契約を断られてからが勝負!! 他社で決断されたという事は、
 決断された内容以上の条件を用意すれば、契約できるはず!!! 』

 コレ↑ まじでした💦   
 営業マン個人(ボッキー)としては、
『 断られたところに、もう一回行くって、、、、、、、メンタル的に無理やろ💦💦 』

 こんな気持ちでしたが、上司の考えは揺るぎません。  

 上司は会社に値引きの許可を取りつけ、満面の笑みで、 
『 最高の条件を用意したから、これで契約とれるね!!! 』 って💦💦💦 

 営業マン(ボッキー)としては、
『 これで契約取れなかったらどうしよう、、、、、、💦💦 』という思考になり、
 顔面蒼白でお客様宅に訪問。。。。。。(しかもクリスマスに、、、、) 

 すみません💦 話が逸れてしまいました。 

僕は、こんな感じだったので、値引きしたからと言って契約出来る訳ではなかったのですが
逆パターンは山ほどありました。  


 一般的な営業マンは、会社が特別に用意する値引き条件を、
 『 この条件なら、契約をひっくり返せる!!! 契約するまで帰らないゾ!!! 』 
的な思考の方が多く、この熱意に、お客様もより良い条件に流れていくのでした。

 言ってしまえば、『 値引きをすれば、楽に契約出来る 』  
この考えが、営業マンの思考にあります。  

ただ、値引きがもたらす末路を、営業マンはほぼ知りません。 
営業マンはおろか、店長レベルですら、よく分かってい人が多いように思います。

 

 単純に考えて、1か月に会社に必要な経費(固定費)が100万かかったとして、
 1棟の適正利益が100万とすると、年間12棟の建築で、プラスマイナス0、
 13棟の建築から利益という事になります。 

 、、、、、、、、、と思ってたのに、1棟100万の利益が50万になると、、、、、、  
 13棟で利益が出るはずだった計画は、いっきに25棟の建築をしないと成り立たなく
 なる訳です。(全棟値引きの場合) 

   倍の建築をする場合、現場監督を増やす必要があるので、人件費がかかってきます。
  人件費(固定費)がかかる = 建築棟数を更に引き上げなければなりません。

 その為、50万しか利益がない物件については、 
 『 何とかして、利益100万になるようにしなさい 』  この指示が、 

 店長ではなく、現場監督や工務部長に下ったりします。  


 そして、現場の方で、ありとあらゆる方法を使って利益100万を確保していく訳です。 


  完成物(車や家電製品など)の値引きであれば、商品の品質が変わる事は無いのですが、
 家は契約段階では未完成物になる為、危険なんです!!!!!!!!!!!! 

 

 

 利益を確保していく為に、  
 『 お客様では絶対分からないところの商品品質を調整していく。 』 です。。。。。。

 お客様では絶対に分からない  =  営業マン、店長レベルでも分からない。 
 

  ので、値引きの末路については、現場の人しか分からないという事になります。  

  

分かり易い原価削減方法が、  

 関連業者 への値引き依頼 
 柱、梁の数量を減らす
 柱、梁の樹種を変える
 鉄筋量を減らす
 工期の短縮・・・・・・etc・・・・

 

  

です。    これらが完成建物にどんな影響を与えるのか、、、?????  

その影響はすぐに出てくるわけではないのが、厄介なところです。  

 ここ数年は上記のような値引き合戦が少なかったのですが、 
 最近の物価高の影響で、何かと 『 値引き 』の話が増えてきました。 

 また、物価高騰に対しての建物品質がどう確保されているのかも
 非常に曖昧になっています。

 色んな物が物価高騰している中、家もそれは例外ではないのですが、
 数ある建築会社の中には  『 相場に対して割安 』 な会社もございます。 




 相場に対して割安 というのは、  前記 した 『 値引き 』の要素と
 似たものを感じ、今回つぶやいてみました。  

  会社も利益あってのものなので、 利益を削ってまで、家を建てる会社は
 基本、ございません。  

  ということは、 『 相場より割安 で高品質な家 』 というものは、
 会社が家を建てる以上、絶対存在しないんです!!!!!!!  

   またまた長くつぶやいてしまいました。。。。 

 家づくりをお考えの際は 『 相場 』 をよく理解したうえで、 
 建築会社を見極めてもらえればと思います。  

        

      

  • URLをコピーしました!